知っておこう、髪の仕組み

育毛に関することを考えていく前に、まずは、髪のことそのものについての基礎知識を、知っておいた方がいいでしょう。

 

ここでは、髪の仕組みについてご説明しましょう。

 

髪の構造

髪の構造については、一般的には私たちは「毛根」「毛先」ぐらいの分類しかしていませんが、実際には、毛根部分についてはもっと細かい構造となっています。

 

髪の毛根部分には、髪を育てるための器官が集結しています。
毛根の、丸みを帯びた部分を「毛球(もうきゅう)」というのですが、この毛球の中に、頭皮から伸びた毛細血管とつながり、血液から栄養や酸素を受け取るための「毛乳頭(もうにゅうとう)」、そしてその毛乳頭を包むように、髪を作るためのケラチンを作り出すための「毛母細胞(もうぼさいぼう)」が存在しています。

 

ちなみに、ヒゲでもなんでも、とにかく何かの毛を毛抜きで無理やり引っこ抜いた経験がある人なら知っているでしょうが、毛を引っこ抜くと、毛根部分を包むように、「固めのゼリー」のような物質がついています。

 

これは「毛包(もうほう)」と言って、皮脂腺とつながっており、ここから皮脂が分泌され、毛根に適度なうるおいを与えて保護するのにひと役買っています。

 

ちなみに、頭皮から出た部分の髪は「毛幹(もうかん)」と言われるのですが、この毛幹も単一構造でできているのではなく、細かく見てみると、髪表面のキューティクル・その内側のコルテックス・そして髪の芯の部分となるメデュラ、この3つの部分で構成されています。

 

髪の本数

髪の毛の本数は、日本人などの「黒髪の東洋人」の場合、おおむね10万本前後が平均的な本数と言われています。

 

ちなみに、髪の毛の平均本数は、「髪の色」によって左右される部分が多く、欧米人など、天然の金髪の持ち主であれば、髪の毛の量は平均で13〜15万本程度にもなります。

 

黒髪と金髪で、平均本数にこれだけの差があると、「黒髪の人は金髪の人よりも髪がスカスカ」というイメージになってしまいそうですが、黒髪の人はその分、金髪の人よりも髪の毛の1本1本が太い、というのが一般的ですので、健康な頭皮と髪を維持している状態であれば、スカスカに見えることはありません。

 

ですがもちろん、何らかの理由で髪の1本1本が細くなると、全体のボリュームが減ってしまいますので、たとえ「黒髪の平均本数である10万本の髪」という量自体をクリアしていたとしても、髪の細さが原因で薄毛に見えてしまう、ということになるのです。